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中国演奏旅行記

日中青少年文化交流コンサート
平成24年3月23日(金)~29日(木)
中国 湖南省(長沙市・張家界市)・北京市

1日目 23日(金) 晴れ 羽田出発、北京経由で湖南省長沙市へ
2日目 24日(土) 晴れ 第一長沙中学校にて交流コンサート
3日目 25日(日) 晴れ 長沙市観光後バスにて湖南省張家界市へ
4日目 26日(月) 晴れ 哈利路亜(はりろや)にて交流コンサート、パーティー
5日目 27日(火) 晴れ 張家界市観光後、飛行機にて北京市に移動
6日目 28日(水) 晴れ 北京市第19中学校にて交流コンサート
7日目 29日(木) 晴れ 北京観光後、日本に帰国


≪1日目:23日(金)≫
    
羽田出発、北京経由で湖南省長沙市へ  

いよいよ出発の日がやってきました。早朝、柏クレストホテル前に集合。
ここでお別れするお母さんお父さんの温かいまなざしに見送られ、
東武バスのご好意で貸し切っていただいたリムジンバスに乗り羽田空港へと向かいます。

羽田空港国際ターミナルでは、お揃いのステッカーをスーツケースに貼り、
少し緊張しながらの出国手続きをすませゲートに向かいます。
ここまで見送りに来てくれたお母さん達ともいよいよお別れ。
母達の心配をよそに心は中国!!の団員達です。

機内では、出発前には、口に合わないかも?と
心配していた機内食をパクパクとほうばり、一眠りすると北京空港に到着です。

空港のレストランで少し辛め中華料理の昼食をとり、
乗り継ぎの時間を過ごします。強風のため出発が遅れること数時間。
お国柄か取り立ててアナウンスもなくゆっくりとした時間が過ぎていきます。
団員達は思い思いの時間を過ごし楽しそう!

ようやく長沙に着いたのは22時半を過ぎていました。
トランクが1個出てこないハプニングに見舞われましたが
鄭宇さん強力なアプローチの陰で翌日には到着の手筈が整い一安心です。
80日降り続いた雨が私たちの到着を歓迎するようにピタリとやんだそうです。
お天気にも応援されているようでうれしいスタートです。

早朝集合でしたが、みんな元気!!元気!!
気持ちはもうすでに、北京あたりかな・・・・(笑)
北京に到着!!
風がものすごくて、飛行機かなり揺れました(涙)
北京空港♪
ドラゴンのモニュメント前で早速記念撮影♪
国内線乗り換えの空き時間を利用して、
ランチタイム!!
そうそうぐるぐる回る中華テーブル!!!
でも・・・・お料理は辛っ・・・・
『辛さ控え目』とお願いしたんたけど・・・・


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≪2日目:24日(土)≫
第一長沙中学校にて交流コンサート

暖かな朝です。

パンにフルーツ・中華料理と充実した朝食をしっかり食べて初日の交流コンサートに備えます。
長沙市は、人口600万の高層ビルも立ち並ぶ大都市です。
その長沙市でも優秀な生徒が集まる長沙第一中学校(中高一貫校)で高校生との交流コンサート。

正門には、熱烈歓迎の看板をかかげられ、
ホールには今日のために購入された新品のピアノも輝き、温かく迎えていただきました。

オープニングは柏少年少女合唱団の「キッズソーラン」です。
ハッピ姿で登場し、太鼓にチャンチキお祭りムード満載で会場を盛り上げます。
「さくら」の造花をモチーフに4年生の女の子達が舞い踊りも可愛かったです。
練習の合間に母たちで作った小道具も大うけ!頑張って作った甲斐がありまりた。
先生方のお手製の桜のモチーフも華やかでした。

演奏旅行のために練習を重ねてきた中国語での歌は、会場の高校生たちに喜んでいただきました。
ことに「茉莉花」はソリストの息もピッタリ!美しい響きで会場を魅了しました。

中国側の高校生の演奏は、
民族楽器の演奏、オペラの独唱、カラオケ「北国の春」とバララティに富んで楽しかったです。

交流会では、積極的に交流する団員、恥ずかしげに席に戻ってしまう団員、
笑顔を振りまきポーズをきめては盛り上がる4年生の女の子たちと様々です。

長沙第一中学校の高校生たちは、堪能な英語で、いろいろと話しかけてくれました。
片言の英語で返事する中高生団員。ことに中学生団員には、良い刺激になりました。

コンサートの後は、学校見学の時間です。
校舎までの中庭を十八番の「グッティグッバイ」を歌いながら歩く団員達です。
先頭を率いるは、もちろん手塚先生!
ここ中国でもパワフルに愛情たっぷりにみんなを率いてくれます。

教頭先生に案内で、教室や博物館など見学させていだだきました。
立派な設備に目を見張るばかり・・・・。通訳はガイドさんにお世話になりました。

交流コンサートの初日は、大成功に終えました。長沙第一中学校の皆さんありがとうございました。

夜はホテルに戻り、先生方と団員でミーティング。明日からに向けて有意義な話し合いができました。

今日のコンサート会場・・・・
『長沙市第一中学校』の正門。
正門のすぐ横に
『熱烈歓迎』の赤い看板。
ありがとうございます・・・・謝謝(^O^)/
コンサートの最後、全員で
『大海 阿 故郷』を歌いました。
夜の長沙。
ライトアップがロマンチックです。


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≪3日目:25日(日)≫
長沙市観光後湖南省張家界市へ

今日も晴れ。観光日和です。桔子州公園と湖南省博物館を巡ります。

この演奏旅行で行動をともにするグループを編成しました。
年長者をリーダーに5~6人がともに過ごしリーダーや大きい団員が小さい団員の面倒をみます。

グループ名はパンダ・杏仁・ジャスミン・ふかひれ・笹。中国にちなんだ名前を真里先生がつけてくれました。
今日もリーダーさんは大活躍です。

観光客でにぎわう広い桔子州公園。著名な陳列品が並び順路がきまった博物館。

手をつなぎ目を配り迷子にならないよういつも気配りしてくれています。
みんな迷子にならず過ごせたのはリーダーさんのお陰です。

中華料理にあきて食が進まなくなった昨夜の夕食を考慮し、
急遽お昼をパンとジュースに変更しました。博物館の広場で食べます。
ツナいりのロールパンは、甘いような辛いような味付けでちょっとビックリ!?
それでも一食中華料理から離れ、ピクニック気分の昼食でした。

午後は、バスで張家界へ移動4時間の長旅です。
ゆっくり睡眠とる団員や先生方、
UNOで盛り上がる元気いっぱいな団員を乗せ、バスはのどかな田園地帯を走ります。

夕方には張家界のホテルに到着。夕食は油っぽくなく薄味で美味しくいくいだだきました。

今夜から、ホテルのお部屋メンバーが変わります。
いろんな団員と交流でき良きにつけ悪しきにつけ関係が煮つまらないようにと、先生方のご配慮です。
あまりおしゃべりに夢中にならないでゆっくり休みましょうね。

湘江の桔子洲。
毛沢東氏が青年期に
泳いだり詩作や憂国の思いにふけった
団員達の後ろにそびえる毛沢東像の高さは32m。
桔子洲公園は毛沢東氏の聖地ということで
とても厳しく整備管理が行き届いています。
ちょうど、椿や梅が見頃で、
中国風庭園も綺麗でした。
湖南省博物館。
後漢時代(2100年前)の
首相一族の墓から発見された副葬品
・・・・文字のない時代の記録モノです。

今夜宿泊する張家界の天子大酒店。
ここのお部屋もとても素敵でした。
ホテルのディナー。
油と辛みが控えめで日本人向きでした。
美味しかった~~♪


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≪4日目:26日(月)≫
ホール・
哈利路亜(はりろや)にて交流コンサート、パーティー

哈利路亜ホールにて交流コンサートです。今日も晴れ。
ありがたいことに中国到着以来、すっとお天気に恵まれています。

早々に朝食をすませ、リハーサルに向かいます。

舞台には3Dで映像が映し出され設備も素晴らしく趣のある素晴らしいホールです。
音のきは、残念ながら今一歩…。上手く会場に届くよう入念にマイクテストを行います。

リハーサルの後は、お楽しみの昼食です。
中華料理に飽きてしまった団員達のために、
ガイドさんが急遽、韓国料理(焼き肉)のレストランをアレンジしてくれました。
なじみのあるお料理にみんな大喜び。お肉を焼いては食べ!食べては焼き!!

この演奏旅行のためにあつらえたお揃いの赤いブルゾンが
油シミだらけになってしまったのは残念ですが、みんな大満足!午後の本番に向けて充電完了です。

哈利路亜ホール到着。
民族衣装を着た苗族の美しいお姉さんに出向かえられ、ホール客席へと向かいます。
開演まで時間、共演する武陵源区军(軍)地の小学生と
武陵源区索渓中心学校の愛らしい小学生と決めポーズで写真をとったり、
じゃんけんゲームをしたりと、ほんの一時でしたが交流が持てました。
言葉は通じなくとも気持ちがあれば楽しく過ごせました。

いよいよ本番。
桜をあしらった立派なプロラムが配られ、
舞台には今日の日のために用意していただいたグランドピアノが備え付けられています。
通訳は、ガイドさんが請け負ってくれました。
ここ張家界でもまた多くのかたに支えられて、交流コンサート開催の運びとなりました。

柏少年少女合唱団の演奏からスタートです。
長沙での演奏同様に大好評でたくさんの拍手をいただきました。
中国の小学生たちの演奏は、はつらつとした地声で歌いあげ、豊かな声量には驚かれました。

夜は、哈利路亜ホール社長さんのバースデーパーティーに招待いただきました。

私たちの席の円卓に辛味を控える配慮をいただいたお料理が並びます。
大きなバースデーケーキもご馳走になり、みんな大喜びです。

お世話になった社長さんへは、日本から用意したプレゼントをHappy Birthdayの歌にのせ贈りました。
交流コンサートで好評だった「歌声与微笑」を歌い、可愛い決めポーズで特設ステージをにぎわせます。
アドリブに強い柏少年少女合唱団は、ここでもまた人気物でした。

今日のコンサート会場である、
張家界の哈里路亚音楽庁(ハリロアホール)。
入口では当地の少数民族・苗族(ミャオ)姿の美女が
お出迎えをしてくれました。
苗族では女の子が生まれると
銀の頭飾り用に貯金を始め、
結婚後の女性は
夫以外の男性に決して髪を見せないそうです。
部族ごとに独特のデザインがあるようです。
ソーラン節の踊りと太鼓は大好評♪
小学生の女子団員達の踊りはとても好評でした。
取材にも大忙しの団員達。
黄色い手作りうちわ♪
広~いホールでも明るく目立っていました。
  
私たち合唱団のあとは、地元の小学生の合唱、二胡独奏、プロ舞踊団『天下鳳凰芸術団』、
竿を使ったワイヤーアクションなどたくさん演目。
どれも素晴らしいものでした。
今日も、コンサートの最後は、
みんなで『大海 啊 故鄉』 を歌いました。
中央にいらっしゃるホールの社長さん。
なんと今日がお誕生日!!
ホール横のレストランで開かれたパーティに招待して下さいました。
早速 乾杯~!

社長さんに感謝をこめて 『Happy Birthday』 ほか数曲の歌をプレゼント。
大変喜んで頂きました。
結婚式みたいなバースデイケーキ。 全部本物ですよ~(゜_゜)


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≪5日目:27日(火)≫
張家界市観光後、飛行機にて北京市に移動


世界遺産の武陵源を観光の一日です。

天子山ロープウェイの窓越しの眺めは、絶景です。
高所恐怖症の団員のとっては、いたたまれない時間でもありましたが、
窓に背中を向けて下を見ないように工夫して、なんとかたどり着きました。
山頂までは、さらにバスとトロッコ電車に乗ります。
山頂からは、山水画のように美しい世界が広がります。

ガイドさんの手際よい誘導と、リーダーのお姉さん達がしっかりみんなをまとめてくれて、無事、到着できました。
毎夜、ホテルの部屋で行うミィーテイングと先生方のご指導の成果か、チームワークも良くなりみんな楽しそうです。

トイレットペーパーのない向きにしゃがむトイレにも慣れ、すこし汚れたトイレだってへっちゃらになりました。
毎食のように続く中華料理にもすっかり慣れました。
食が進まないときは、日本から持ってきた「ふりかけ」をかけてご飯を食べます。
油が料理が辛くなた団員は、持参した「おかゆ」を食べて復活!みんなたくましくなりました。

山頂では、お土産屋さんが並びます。
自由時間はお買い物タイム!
日本ではなかなか経験できない、値段交渉が面白く「○○元安くしてもらった~!!」と大はしゃぎでした。

みんなが楽しくお買い物や観光ができたのは、
スリに合わないように危ない人が近づかないようにと先生方が寄り添い見守ってくれていたおかげです。

下山は、世界一!!とうたわれているガラス張りのエレベーターに乗り一気に天空から舞い降ります。
エレベーターからのの眺めのも素晴らしく、中国の雄大な自然を感じました。

お世話になったガイドさんとも今日でお別れです。
最後に今、中国の学生たちがいかに勉強に取り組んでいるかをお話ししてくれました。
みんな感慨深げに聞き入っています。

長い一日が終わり、深夜に北京へ到着。
明日は、いよいよ最後の交流コンサートです。
体調整えてがんばりましょう。

世界遺産の武陵源を一日観光!
保護区の入口はとても中国らしい塔が・・・
天子山ロープウェイの窓ごしの眺めです。
まるで山水画の世界です。
素朴なお土産屋さんがずらり。
ほとんどが3~5割増しの値札が付いているので、
日本では味わえない値切り交渉を
みんな楽しんでいました。

天子山で唯一というお食事処でランチです。
展望塔から降りてきて、記念撮影♪


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≪6日目:28日(水)≫
北京市第19中学校にて交流コンサート


大都会、北京の朝。どことなく霞がかかっているのは大気汚染でしょうか。

昨夜、深夜の到着で寝不足だったにもかかわらず、しっかり身支度を整え時間厳守で集合です。
いよいよ中国最後のコンサート!意気込みを感じます。

北京第19中学校では、中学生との交流です。
会場には、ピアノはもちろん山台も舞台には綺麗なお花も準備していただき、感激です。

トップは柏少年少女合唱団のキッズソーラン♪
ハッピも姿に和太鼓中国の中学生の合唱は、元気いっぱい!迫力に満ちていました。
最後は合同のステージ「大海 啊 故鄉」手塚先生の指揮です。
最後の演奏に感謝を込めて歌ます。

会場には、鄭宇さんのお知り合いで著名な作曲家の先生がおみえになり、
澄んだ響きを大切にする柏少年少女合唱団の歌声を大絶賛してくださいました。

コンサートの後は、北京の中学生と交流する時間も持て有意義な時間を過ごすごとができました。

最後の晩餐は、飲茶。餃子にシュウマイ・・・美味しいお料理が並びみんな大満足!
中国での思い出に心を寄せお話しの花が咲きました。


合唱団のステージです。
中国演奏旅行最後のステージにみんな演奏旅行での
感謝の気持ちを込めて歌います。
会場である北京市第19中学生徒さんのステージ。
中学校に生徒さんとの合同コンサートも終え、
記念撮影です。
プレゼント交換もして、
演奏旅行の最後を締めくくるのにふさわしい
ステージとなりました。
少しの間、フリータイムがあり、
現地の中学生とメールアドレスを交換したり、
日中交流ができました。
今日の夕食が飲茶レストランです。


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≪7日目:29日(木)≫
北京観光後、日本に帰国

中国最後の一日。天安門~紫禁城宮博物館の観光!
テレビなどでなじみの風景が眼下に広がります。
広大な敷地にある歴史的建造物を見学します。
中国中、世界中から訪れる観光客の坩堝です。
団体の目印は、赤い帽子、赤いバンダナ・・・と赤だらけ。
その中でも私たちのお揃いの赤いブルゾンは、ひときわ目立っています。

ここでもまた、リーダーを中心に大きな団員が、小さな団員の面倒をみる光景は、ほほ笑ましくあります。
お姉さんお兄さんご苦労様でした!!

小さい団員も甘えながらも自分のことはしっかり自分で出来るようになり、成長を感じます。
また、中国到着以来、移動中は紛失や盗難にあわないようにと
パスポートを一手に管理してくれた絵美先生のお陰で安心して過ごすことが出来ました。

三都市を巡った日中青少年交流コンサート♪

各地で、それはそれは暖かく熱烈に迎えていただきました。
中国の方の数え切れないほどのご好意で、
交流コンサートが開催できたこと本当にありがたく感謝の気持ちでいっぱいです。
また、日本でこの交流コンサート開催にあたりお力添えいただいたみなさん、
一緒に練習を重ね温かく見送ってくれたお留守番の団員達。
熱心にご指導いただきいつ何時も見守りくださった先生方、
そしてこの交流コンサートを主催くださった鄭宇さん、ありがとうがざいました。

みなさんのお陰で、記念すべき日中国交正常化40周年に親善大使のお役目が果たせ、貴重な体験ができました。
この体験は、団員一人一人がこれからの学校生活や合唱団できっと生かせていけることでしょう。

そして、この演奏旅行は柏少年少女合唱団としても飛躍の一歩となりました。


天安門・故宮を見学。
テレビではよく見たことのある風景が目の前に!! ちょっと感動です♪
ようやく、中国の空気、雰囲気に体も心も慣れたのに、今日帰国です。
寂しさと、達成感、安堵感のなか飛行機の搭乗していく団員達。

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(写真・文:親の会副事務局長 & Tさん)


柏少年少女合唱団

代表:鮎川 真里

親の会事務局代表:里井

Mail:
contact@kashiwa-children1987.com

メールアドレス: contact@kashiwa-children1987.com サイト: http://kashiwa-children1987.com/index.html 団代表:手塚 0471325609 事務局代表:中川 0471756337


柏少年少女合唱団
(Kashiwa Children's Choir)


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